5万円の物件を月3万円で貸す(#1恐怖)
〈この記事を書いた人〉
楽待(月間452万人が読む不動産投資メディア、YouTubeチャンネルは登録者150万人)で記事を書いている現役コラムニスト。SNS総フォロワー数1万人、不動産投資家。
どうも
かぶ大家です。
みなさんは本当にお金が好きだよね~。
SNSで次の記事は何がいいかと聞いたら、私の離婚話や妻の自己破産話ではなく「5万円で買った物件を月3万円の家賃で貸した話」を聞きたいとみんな揃って言うのよ。
不動産業界は海千山千の世界だよ?
そんな話があったら、みんなすぐに飛びつくし、誰もが買うよ⁉
そんな物件はない!!!!
…以上
…と言いたいところだが、そんなオイシイ物件もあるのが不動産投資の面白いところ。5万で物件を購入して月3万で貸すと利回りは、、
なんと驚異の720%!
株式投資でもこんな利回りを叩きだすことはまず不可能。ポンジスキームをはるか後ろに置き去りにするような超高利回り。
しかしこれだけは言っておこう。
「あなたは全てのリスクを受け入れることができるのか?」
これから書く5万円で買った物件の全てのリスクを許容できるのであれば、あなたも高利回りの投資を実現することができるかもしれない…
【警告】これから起きる全ての出来事、アナタには耐えられますか?耐えられる方だけ続きを読んでください。
Ⅰ.室内日光浴、水道代ゼロの自然シャワー
ある日、不動産屋からのTEL。
不動産屋(以下:不)「紹介したい戸建て物件があるんですが…」
かぶ大家(以下:か)「ホントですか」
不「でも、かなり難ありです」
か「見てみるだけ見てみます」
不動産投資をやっていると不動産屋とのやり取りでたまにこんなことがある。市場では出さないが、身内で不動産を捌く。こんな話の中にたまにお宝な物件がある。
だから、美味しい物件はなかなかオモテには出てこない。
これが現実。
でも、ゼロではないんだよね。たまに美味しい物件も出ることがある
そして数日後、現地に到着。
不「別の方にも紹介しましたが、その方がパスしまして…」
か「パ、パス、、よっぽどな物件なんですね」
か「値段は幾らですか?」
不「タダです」
タ、タダ!!タダほど高くつくものはない!!世の中そんなに甘くないぞ!!
これは危険ですよね⁉
危険フラグ!圧倒的伏線!!
…まったく予想通りで、室内を見て唖然…。
天井に穴が…
大きさはサッカーボールサイズ。
劇的ビ〇ォーア〇ターならタイトルが、
「自然の光が差し込む日光浴タダの家」か「水道代ゼロ天然シャワーの家」だろうね。このインフレの時代にタダだよ!
Ⅱ.バランス能力向上の忍者屋敷
家の中で、自然と筋トレができるんならそれは願ってもない事。まさにその筋トレができる環境にあるのがこの物件。
雨漏りしているんだから床がどうなっているか想像も容易いよね。畳が落ち床は斜め。イメージで言うなら、
「飛び込み台の先端部分」
わかる?
バイーン!ってなるからめちゃくちゃあぶないのよ。忍者屋敷なら侵入者を一網打尽にできるぜこれ。
そしてゴミ同然の畳は10枚以上。みんな畳持ったことある?
男の自分でも1枚を両手じゃなきゃ持てないし、めちゃくちゃ重いのよ?
自分が物件買ったら、これ全部捨てないといけないわけさ。
あ、言うの忘れてた!その畳の上には家具が乗っているのよ。タンス、ベッド、ここに住んでいたであろう人の残した物たち…。
目算でも数百キロの残置物。Q.誰が捨てるの?A.物件を買った人w
「これは要りません」
と言えないのが築古不動産投資。
酸いも甘いも全部受け入れ、愛してこそ大家、オーナー。
パルクールができる、バランスも鍛えられる、残置物で筋トレもできる。
まさに「精神と時の部屋」ここに1日住めばきっと1年分の修行が出来る事でしょう。
Ⅲ.川口浩探検隊もビックリ密林
密林って戸建ての家にもあるんですね~。
自分より背の高い雑草を見るのは子ども時代以来かもしれない。
この物件の庭。かなり広い。
雑草が2mくらい成長している。
田舎の雑草はデカいのか…
外から見ると雑草以外にも巨大な岩、ごみ、謎のビニルシート。
はい、これは〇体入ってますね。
完全に遺棄されてます。
(この謎のビニルシートは以後の記事で伏線回収される)
この密林には何が待ち受けているのか?
ツチノコか?
地底人クルピラか?
存命なら探検家の川口浩氏に協力をしてもらいたかった。
これ、誰が雑草ぬく?岩を動かす?ビニルシートの中何は誰が調べる?
全部購入した人だよね。
それを全部許容した人が購入できる。
腹くくった人が次のステージに行ける世界。
さながら決死隊である。
Ⅳ.床に穴、それは中国4000年の歴史
少し話が脱線するが、少し昔の中国のトイレをご存知だろうか。個室の仕切りがなくただ穴が開いているトイレ。座ればみんな仲間の中国4000年の歴史が生んだチャイニーズトイレ。
実はこの物件も同じなのである。
もちろん穴だけ。
床にぱっくりと開いた穴だけ。
「…ここに用を足すのか?」
穴の周りに何かないか周りを見渡す。
何か管みたいなものがあるではないか。
…給水管…カナ?
あーなるほど。便器がどっか行っているだけなのか。
…えっ?
ベッドやタンスがあるのに便器がない?
誰が持って行ったんや。
そして汚水が流れる先は大丈夫なのかチェック。
配管をのぞき込むかぶ。
幸いにもウ〇コはいないようだ。
ホッと胸をなでおろすかぶ。
ここに便器を設置?
出来るのだろうか…
トイレとしての機能を果たすのであろうか?
はたまた、いっそのことチャイニーズトイレとして貸し出すのか?
入居者に
「ここに座ってくださいね(^^♪」
「飛び散らないように気をつけてくださいよぉ(*´з`)」
「失敗したら大変ですからね( • ̀ω•́ )っ」
…いやいや、ないない。
Ⅴ.開かずの間。そこに眠っているものは
この物件、鍵のない別間があった。
玄関から2mほど先。
外にあるから倉庫?
ここまできて
「あそこにお宝が眠っているかも?」
そんな期待は1㎜も湧かない。
むしろ、あの中にとんでもないものが眠っているのではないか?
白骨化したアレとか、危険なものとか、大量のゴミとか…
ホラー好きなら言うだろう「拷問部屋だ!」
バカ野郎ww(たけし風)
不安しかない。
鍵がない。
ドアをぶち壊すか?
壁をくりぬくか?
この未知数の倉庫を「確認せずに購入する」。
それは、破滅への一歩かもしれない。
だからタダで売ろうとしているのか…?
そんな雑念が物件を内覧するだけで湧いてくるのである。
Ⅵ.続く恐怖
長くなったので、そろそろ、締めに入ろうと思う。
ここから、購入、修繕、客付けと話しが続いていく。
自然のシャワーはどうなったのか?
密林の中のビニルシートの中に発見されたものとは?
チャイニーズトイレは?
開かずの倉庫の中は?
そして、
この後に対面する ”知られざる売主” とは?
タダと言っていたのに5万円になった理由は?
まだまだ続くのであった。
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古い設備が大好きです
文章からめちゃくちゃ想像してしまいました🤩
かぶ大家さん、
こういうトンデモ物件の話、好きです(笑)